令和元年12月11日(水)に開催した「円山応挙から近代京都画壇へ展」鑑賞ツアー
122名の参加者がバス三台に分乗して、大盛況の内に終了することができました。
今回の展覧会における最大のハイライトは何と言っても、別名“応挙寺”ともいわれる兵庫県にある大乗寺の襖絵群がそのまま展示されていたことであります。応挙が息子や門人たちとともに共同制作したこの襖絵は、彼の最高傑作の一つに数えられているだけに見る人の心を圧倒してしまうほどの作品群であり、特に応挙がこの世を去る三か月前に完成させたという「松に孔雀図」は金箔貼り襖の下地に松や孔雀がほぼ原寸大の規模で豪華絢爛に描出していて、まさに圧巻の世界でした。鑑賞ツアーに参加した人たちからの感想として、「よく美術展には行くが、今までで一番感動したクリムト展以上に今回の円山応挙展は感動で心が震えました。」「以前からアートには興味があり『日曜美術館』などテレビで見るだけの世界だったのが、実物を鑑賞できて感動でした。」「往路復路でバス車中での解説があったので勉強になりました。」「バスの中でのDVDの視聴と掛け合いの解説は勉強になりました。」「『松に孔雀図』を鑑賞できたのが感動でした。自然、人物、動物といったテーマに沿って独特な表現に圧巻された。」といった言葉が多く寄せられ、美術館展鑑賞ツアーの反響の大きさを、あらためて実感しています。
今後も今回のような学びを生かして、地域文化発展のために様々な企画立案をしていきたいと思います。
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